Don’t laugh at my romance

前々から気になっていた映画を観た。


映画のレイトショー上映の前にイベントもあった。


フィッシュマンズのメンバーのHAKASE-SUNの演奏で武田カオリさんとMariMariが歌った。
武田さんは「オーバー・ザ・レインボウ」も歌ってキュンとなった。
イベントは監督をした井口さんとのトークも交えて。


人のセックスを笑うな」音楽の夕べ


日時:3月2日(日) 開場19:20/開演19:40 @シネセゾン渋谷
  ゲスト:HAKASE-SUN,MariMari,武田カオリ,井口奈己


山崎ナオコーラさんの原作「人のセックスを笑うな」も買ってあった。



文字数が少なく、行間が広い。したがって読みやすい。



しかし全部読みきっていない(笑)



だから映画が進行するにつれ「どうなってしまうんだろう?」というハラハラ感があって読んでなくてよかったなと本末転倒な思いをした(笑)


映画版について


監督 井口奈己


キャスト


永作博美(ユリ)


松山ケンイチ(みるめ)


蒼井優(えんちゃん)


あがた森魚(猪熊さん)


開演前に見渡すと若い女性が多い=松山ケンイチの集客力と認識していいのか?(笑)


物語をかいつまんで紹介すると美術学校の先生であるユリと生徒のみるめが恋に落ちる。しかし、えんちゃんはみるめのことが好きだった…。


たぶん井口監督は状況を設定したら自由に即興でお芝居させてるような感じだった。だから演技が自然だ。


だからユリとみるめがラブ×2なシーンがお茶目でかわいい。ユリが天真爛漫でそれにツッコムみるめが素だか演技だかわからないところが面白くて笑ってしまった。こういう恋人だったら楽しいだろうなあと。一緒にいるだけで楽しいっていちばんいいことではないかと思った。


だけどユリには猪熊さんというとぼけた旦那さんが居たのでした。



旦那が居ながら若い男と恋愛するなんて。なんて背徳なのでしょう。



ユリとみるめでラブ×2チュッ!チュッ!してる場合じゃないって。



そんなチューしてるシーンも妙に艶かしいのでした。



ユリって小悪魔だね。



その猪熊さんがきな粉餅をみるめくんと食べるシーンがあって、猪熊さんのとぼけ具合がおもしろくて笑っちゃったよ。



猪熊さんとの夫婦関係は希薄なので不倫のほうが寧ろさわやかな初恋に見える。



後半はえんちゃん(蒼井優)に重点が置かれるのでした。



いまどきの若い女の子演じさせたら上手だね、蒼井ちゃんは。



蒼井ちゃんがお菓子をほおばってるシーンが印象的でした。



ロケ地の佐野市はところどころ東京には既にない風景があって魅力的でした。



長閑な田舎は時間がゆっくりと流れていて都会よりも時間の過ぎ方が豊かな感じがする。