なぜ人は、花が咲くと嬉しいのか?
いとうせいこう×竹下大学(育種家)トークイベント「なぜ人は、花
が咲くと嬉しいのか?」&サイン会
@青山ブックセンター本店
育種家の竹下さんはアメリカ・シカゴの郊外で試験栽培をするそうです。花は全世界的に売れないと商売にならないそうです。
いとうさんによると植物は位相が違うことができる。ほぼミラクルだそうです。
ネアンデルタール人の頃は多分アースカラーしかなかった。緑と土の色。
だから昔は、花が咲くと、綺麗だったのであろうと。
いとう氏によると「北国の漫画家は真っ白な中で色を考えるから色使いが上手だ」
木は竹下さんによると死んでる組織と生きてる組織がある。
いとう氏「死もないまぜになっている木は神のようだ」
いとうさんが六本木のミッドタウンで草なぎ君が素っ裸になったところに植物見に行ったら、鬼門のところに南天がいっぱいあったそうです。風水やってる園芸家に違いないと思ったそうです。
ミッドタウンの杉は多分江戸時代から生えてると思ったそうです。
花火は厄除けのために江戸時代から打つようになったといとうさん。
花火と花の字を当ててるのは日本だけと竹下さん。
花鳥風月と花の文字を使ってるのも日本だけと竹下さん。
染井吉野は人工的なものの極致だといとうさん。
万葉集で一番歌われている花は萩の花だと竹下さん。
染色体が2倍体の人間などは子孫を残せるが、3倍体の植物は子孫を残せない。
さて、子孫を残せない3倍体の果実はみなさんよく食べてるものですが、何でしょうと竹下さん。
バナナだそうです。
バナナの歌はさくらの歌より有りだよといとうさん。
しかし、苺は知らないうちに種を食べている。
葡萄のデラウエアは薬をかけて種を無くすそうです。
みんな「へええええええ」と
そのほかに雑草の苗などを見て感想を述べるいとうさん。
楽しいイベントでした。
竹下さんが取ってきたビールに使うホップをみんなで回して、ホップを枕元に置くとよく眠れるそうです。
- 作者: いとうせいこう,竹下大学
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
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