White band FES

■12月3日にさいたまスーパーアリーナで行われたWhite band FES.というライブイベントに参加した。1000円のパンフレットを買って読んでみると、『3秒にひとり、貧困のために子どもが命を落としています、その原因は「貧困を生み出すしくみ」です。「貧困を生み出すしくみ」は先進国に有利になっている貿易のルール、大きすぎる債務、援助と呼ばれるお金が必要なところに届いていない現状、それらが組み合わさってできています。貧困は人災です。「貧困を生み出すしくみ」は、みんが知って、意志を表して、行動すれば、変えられます。

具体的な目標は、この3つです。先進国に有利になっている貿易のルールをかえること。

貧しい国の債務を帳消しにすること。

先進国が援助のお金を貧しい国の必要なところにちゃんと届けること」とありました。

■問題なのは、富める国とそうでない国では経済格差がありすぎる不均衡なことです。

日本にもホームレスの方とかいてどう解消するのかと思うが、やはり日本とは貧困のレベルがいわゆる発展途上国とは違う。アフリカはHIV感染者も世界一多い国です。女性が犠牲になることが多いらしい。たとえば、高等教育を受けられなくて、それにより能力を社会で発揮できなるくなるらしい。この原因を考えると主義の違いもあるだろうけど、政情が不安定で政策レベルでの救済処置が取れないというのもあると思う。しかしながらアフリカの子どもたちがこう言ってる間にも亡くなっていく、いかんともしがたい現状では、white bandのようなNGOもしくは民間レベルでの援助というのは有効だと思う。

■ 作家・村上龍氏の小説で「希望の国エクソダス」という小説がある。近未来で中学生がクーデターを起こす内容でなのですが、参考資料的な本で「希望の国エクソダス取材ノート」というものがある。都内の中学生を取材した章があり、その中で村上氏は『ほんとに「いい子」というのは、親の言うことや先生が「こうしなさい」と言うことを、「はい、はい」って言うとおりにやる子じゃないから。村上氏が思ういい子というのは、他人の不幸とか、たとえば第三世界には難民が三千万人いて、俺たちがこんなしゃぶしゃぶ食っているけど、ソマリアでは飢えてるとか、そういった想像力を働かせられる子がいい子だと思うよ。イマジネーションというかね』「希望の国エクソダス取材ノート」より引用。

人間にはまだ子どもたちが生きやすい未来を作ることができると信じたい。


■3日の主な出演者は、

GLAY/MISIA/宮沢和史
AI/NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
MOOMIN/PUSHIM

ライブも素晴らしかった。

やっぱりいつも彼女のライブはそうですが、MISIAすごかったです。涙目になりました。

GLAYも初めて観たけど、あの4人がステージに立ってる姿はかっこよかった。

宮沢和史さんのバンドのギターは高野寛さんが担当していた。ニコニコしながら演奏してた。

http://www.whiteband.jp/main.html