人間の未来へ -- ダークサイドからの逃走

5月3日に水戸にある水戸芸術館に行ってきたわけですが。

特別展の展示名は「『人間の未来へ -- ダークサイドからの逃走』展であった。

2006年 2月25日(土)〜 2006年 5月 7日(日) 月曜休館

展示の主旨を水戸芸術館のHPより抜粋。


「米国の単独主義覇権主義は目に見える影響ばかりではなく、同時代の世界の人々の心をむしばみ、価値観に大きく影響をもたらしています。経済のグローバリズムによる判断基準では、ごく一部の人々にいかに利益をもたらすか、が重視され、この基準では効率とは異なる人間の誠実さや道理、人権への配慮は遠ざけられてしまいます。しかし、こうした状況は、米国のイラク侵攻後の米国内の例を見るまでもなく、情報管制によって仕立てられているともいえるでしょう。

私たちは常に平和を求めながら、一方では異なるものとの共存には寛容になれない困難さをもかかえています。人類がこれからどこに向かっていくかについての不安が増幅する中、私たちは、ひとりひとりが多様な世界に目を向け、事実を見る目を養って情報の渦から抜け出す判断力と、多様な人々を受け入れる許容力をもつことが求められています。

本展では、混沌とした時代にあって、ダークサイドに陥りがちな人間が、どこまで他者への理解や人間の尊厳に対しての自覚を呼び覚ますことができるかをテーマに、報道写真と映像並びに彫刻に詩や箴言を組みあわせ、共感を引き出す展示を試みます」

いろんな国のアーティストの作品が展示されてました。

オノ・ヨーコさんとか。

米国の核実験が行われていた頃の写真も展示されていた。

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [オリジナル複写版]

数年前に買った「百年の愚行」という本を思い出した。

核実験というのは自国の力の誇示なわけで。環境破壊を繰り返してきた。

ダークサイドというタイトルは「スター・ウォーズ」からインスパイアされたそうですが、人間の歴史にはどうしようもない暗黒面がある。

どうしようもない現実であったとしても、それに目を臥せないことによって未来が築けるのではないか。

展示場には谷川俊太郎氏や茨木のりこ氏やトルストイ氏のことばが日本語と英訳で展示されていた。

「この世の悪はない。悪はすべてわれわれの心の中にあって、これを滅ぼすことは可能である」―トルストイ

娘DOKYU!

モーニング娘。のミュージカル「リボンの騎士」に備えてのバレエのレッスンであった。

高橋愛さんは昔とった杵柄とやらで、本領発揮か。

主役の素地はできてるんだろうね。

ほかのメンバーにとってもいい勉強だね。