愛のバカやろう

新約聖書 ルカ伝 7章」 より

■ 罪深い女をゆるす

さて、あるパリサイ派の人が、いっしょに食事をしてほしいと願ったので、イエスはその人の家に入って食卓に着いた。その町に一人の罪深い女がいた。イエスパリサイ派の人の家に入って食卓に着いてるのを知り、香油の入った石壺を持ってきて、うしろからイエスの足下に近より、泣きながらその足を涙でぬらし始めた。そして、自分の髪の毛でぬぐい、足に接吻をして香油を塗った。イエスを招待したパリサイ派の人はこれを見て、「この人がもし預言者なら、自分に触っている女がだれで、どんな人がわかるはずだ。あれは罪深い女なのに」と心密かに思った。そこで、イエスがその人に向かって、「シモン、お前に言いたいことがある」と言うと、シモンは、「先生、どうぞ」と答えた。イエスは話した。「ある金貸しから、二人の人が金を借りていた。一人は五百デナリオン、もう一人は五十デナリオンである。二人は返す金がなかったので、金貸しは両方の借金を帳消しにしてやった。二人のうち、どちらがよけいにその金貸しを愛するだろうか」。シモンは、「帳消しにしてもらった額の多いほうだと思います」と答えた。イエスは、「そのとおりだ」と言った。そして、女のほうを振り向いて、シモンに言った。「この人を見なさい。わたしがお前の家に入って来ても、お前は足を洗う水もくれなかったがこの人は涙でわたしの足をぬらし、髪の毛でぬぐってくれた。お前はわたしに接吻のあいさつもしなかったが、この人はわたしが入ってきてから、ずっとわたしの足に接吻をし続けた。お前はわたしの頭にオリーブ油すら塗ってくれなかったが、この人は足に香油を塗ってくれた。だから、言っておくが、この人が多くの罪をゆるされたことは、わたしに示した愛の大きさでわかる。ゆるされることの少ない物は、愛することも少ない」そして、イエスはこの女に、わたしはあなたの罪をゆるした」と言った。同席の人たちは、「罪までゆるすこの人は、いったい何者だろう」と考え始めた。イエスはこの女に、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と言った。

別にわたしはキリスト者ではないのですが。誰もがあやまちを犯す可能性があると思うし、ゆるされたほうがいいなと思って。