かば
■かばについて
脚本・演出:太田善也(散歩道楽)
出演者:メロン記念日、Nao、小高仁、中野順一朗、鈴木佐和、川原万季、
郷志郎、キムユス、竹原千恵、蘭胡蝶、ヒルタ街、鉄砲塚雅よ
4人姉妹が父親のかばによる不幸で父親の家に集合する物語でした。
ピアノが置いてあり、柴田あゆみちゃんがそのピアノを演奏するシーンがあった。
ピアノの音で複雑な人間模様が浄化される。
「内容は、メロン記念日主演舞台、遂に登場!それは4人の姉妹の物語
幼い頃に母を亡くし、父に育てられた4姉妹。
ある日、父がアフリカでカバに殺された。
久々に集まる姉妹4人。
現れる父の恋人、うるさく4人に干渉する親戚、そして父が残した遺産。
この事件を機に、それぞれのうまくいかない現実が露呈してゆく。
そんな4人の、周りに振り回され続ける、数年間の家族劇」
家族とはそれぞれに足りないものを補いつつかばいつつ暮らしていくものだと感じた。
最後に4人で布団をひいて雑魚寝するシーンがそのことを象徴していた。
あゆみちゃんのパジャマ姿がかわいい。
日常生活とは違う時間の流れを舞台に感じた。豊かな時間。
脇役の小劇場の俳優の方々も魅力的でした。
明日まで公演がありますが、残念ながら私は仕事なのです。
生命への畏敬とは劇中で使われるシュバイツアーの言葉
絶妙なセットが組まれて絶妙なセリフのやりとりが素晴らしい。
このセットに住んでみたい。
メロンの四人のキャラクターを誇張してる役柄も四人にあっててすごくおもしろい。
補足
メロン記念日に大谷雅恵さんって言うやたら髪の色変える人がいるんだけど。その大谷雅恵さんのコメディアンヌぶりには目を見晴らされるものがありました。
同じ河馬つながりでオーケンさんの本を。
まだ数ページだけ読んだところです。