中国の不思議な役人

帰りの電車で高橋愛ちゃんに背格好が似てる女の子が目の前に居ました。28日はパルコ劇場でお芝居を観ました。つまらなかったらどうしようと思いましたが。すごくおもしろかった。



中国の不思議な役人
作 : 寺山修司
演出: 白井晃
音楽: 三宅純
振付: 小野寺修二
出演: 平幹二朗 秋山菜津子 岩松了 夏未エレナ 田島優成 
小野寺修二 春海四方 吉田メタル 内田淳子 
町田マリー エミ・エレオノーラ 初音映莉子 高山のえみ 吉村華織 岡田あがさ 宮原美文
佐藤ひでひろ 河内大和 田村一行(大駱駝艦) 奥山ばらば(大駱駝艦
宮本大路(sax) スティーヴ エトウ(perc


会場 PARCO劇場
料金 8,400円(全席指定・税込)
一般発売 2009年7月11日(土)
協力 九條今日子、テラヤマ・ワールド
企画製作 株式会社パル

http://www.parco-play.com/web/play/fushigi/index.html

寺山修司原作で知り合いが振付してる芝居をPARCO劇場でみたら寺山ワールド炸裂しててカオスな感じが面白かったです。

あらすじは、

舞台は上海。
この街を支配する中国の不思議な役人は、不死なる存在と噂されていた。
しかし中国の不思議な役人には唯一「死」を迎えられる方法があった。
それはまことの「愛」を知ること。
何人も愛さない、愛せない役人はすでに死を忘れて数百年が立つ。
少女花姚(かちょう)は兄・麦とはぐれたところを人攫いにさらわれて、娼婦館に売られる。
男を知らない花姚は西瓜男に娼婦訓を叩き込まれている。
そこで出会った中国の不思議な役人と花姚。役人は花姚を求めるが、少女の愛を験すために花姚を人形のように弄ぶ。だから花姚を救いにきた兄の麦が首を刎ねても死なない。しかし、次第に花姚が役人を無垢な心で愛しはじめる。
死ぬために愛を求め続けた中国の不思議な役人。しかし、愛を知った瞬間に生きることに目覚めるのだが、それが自分の死の瞬間なのであった・・・。


虚構の中にのみ現実があり、この現実は全て幻想であるという演出の白井さんの言葉があるが。

例えて言えば映画「マトリックス」の世界に近いような。

そして悲恋は藤本美貴ちゃんの「Hakana」を彷彿させるのであった。

兄・麦役の田島優成くんと妹・花姚役の夏未エレナちゃんを要チェック!


得てしてグロになりそうな場面も寺山氏の詩的なフレーズがファンタジーに昇華していた。


ここをぽちっとしていただけるとうれしい↓

 にほんブログ村 演劇ブログ 小劇場へ
にほんブログ村