宝島社の女性誌マーケティング

宝島社の桜田圭子さんという美人な方の講演でした。

広告代理店から宝島社に転職されて。

早稲田大学商学部大学院でマーケティングを専攻。

宝島社の雑誌は「CUTIE」から派生している。

キューティが創刊された頃はストリートカジュアルの女の子向けの雑誌がなかった。

そのお姉さん雑誌がSPRING ナチュラルでかわいい服が好きな人が読む。

SWEETは日本一売れている女性誌。売り上げ100万を超えた。

マーケティング的企画をすると部数が増えるということに気づいた。

マーケティング会議というものを開いている。

一番誌戦略

いかに完成度を高めるか。

読者ターゲットは雑誌を読まない人々。

全く雑誌を読まない人々にどう認識させるか。

雑誌のおまけ製作は各編集部が担当している。

おまけつき雑誌は読者のお買い得感で値段を決めている。

美容室においてもらってプロモーションを展開している。

待ち時間に読んでもらったり。

美容院はコンビニの5倍店舗数があるので、プロモーションの場としては最適。

お盆とお正月にSWEETの無料シャトルバスを表参道を走らせた。

日本の出版流通は非常に優れている。

KITSONのバックはエリカ様効果で100万単位で売れた。

いまは美顔ローラーをおまけにつけている。

クッキングトイはたい焼きを作るおもちゃ。私はこれが気に入った。

書店さんを宝島社の工場見学させるツアーではリムジンバスを使った。


マーケティングのポイント。

①雑誌のライバルは雑誌ではない。

読者ターゲットは雑誌を読まない人。

これはハロプロでも使える。

ターゲットは非ヲタにしなければならない。

AKB48が発売枚数が伸びているのは、新規のお客さんをCD出すたびに増やしているからだ。

②既成概念に捉われない。

フラットな組織。

社内報の名前が「宝」社員は宝だからだという。

こういう社員思いの会社いいなあ。

宝島社の仕事のスライドが映されていたが、とても楽しそうであった。

楽しい仕事が大事。

どの部署も共通の戦略で一丸となり仕事をしていく。

いまのハローにも一番足りないのが戦略的展開だ。

sweet (スウィート) 2010年 08月号 [雑誌]

sweet (スウィート) 2010年 08月号 [雑誌]