社会貢献をかたちにした商品

キリンフリー ノンアルコール 350ml×24本

キリンフリー ノンアルコール 350ml×24本

尊敬する村尾隆介さんがこれからは、広報誌の1面に社会貢献活動を載せたほうがいいとおっしゃっているので、社会貢献はキーワードだなって思っていました。



そんな折、六本木ヒルズで「これからは商品+社会貢献の時代へ。「キリンフリー」が変えるのはノンアルコール飲料市場の枠を超える!」という講座が24日に開かれるのを知って聴講してきました。



講師はキリンビール株式会社 営業本部マーケティング部商品担当の梶原さんという若干29歳の女性でした。



2007年に商品開発に関わったときに、飲酒運転が社会問題になっていて、飲酒運転の罰則が強化されたのにニーズを感じたと言う。



社内オリエンで「車と生きる人類へ」というキャッチコピーに衝撃を受けたらしく、車なくしては成り立たない社会に対して、社会貢献型の商品としてノンアルコールビールを提案したそうです。



アルコール完全ゼロのビールを作ろうと思ったが、発酵せずにビールの香味をつくるのは技術者泣かせだったそうです。



部門を超えたチーム力でノンアルコールのビール作りに成功。



□WEBコミュニケーション



発売前に受容構造を確認した。事前アンケート&先行体験実施して、その結果を元に戦略を立案した。



商品特性に対して、媒体戦略を練る。



ハンドルキーパー運動と連動したり、交通安全運動とタイアップされたそうです。



高速道路サービスエリアを始め、様々な業態で展開。



私もいとこの結婚式に親を乗せて車を運転したときに、車を運転するので、結婚式でアルコールを飲めず、どうなんだろうと思っていました。



□商品開発



正しいかどうかではなく、好きか嫌いかがポイント。



優等生ではなくても、魅力的であること。。



プロデューサーであることは、自らが確信犯であり続けること。



□ありがとうを言われた





梶原さんは商品開発でエンドユーザーから、キリンフリーで初めてありがとうと言われたそうです。



末期がんで闘病してビールを飲みたがっている父親にキリンフリーを飲ませてあげたというエピソードをその娘さんから電話で知らされ梶原さんは涙が出てきたそうです。



子育てでストレスを感じながらもアルコール飲むことができず、キリンフリーに救われたという女性。



夢は社会を変える力を持っていると梶原さんはおっしゃっていました。



飲酒運転や子育てのときに飲めるビールって女性視点だからできたのかなと思います。